2012年9月17日月曜日

レベッカ

午前十時の映画祭作品の1つ。
ヒッチコック監督の『レベッカ』。
ヒッチコックの名前こそ知ってるものの、俺が生まれる前の人物だから、1度も観たことはなかった。映画好きとしては恥ずべきことではあるけど、どんどん新作が公開される中で、過去の作品に手を伸ばす機会はなかなかないんだよなぁ。
だから、午前十時の映画祭は結構重宝してる。映画館の大スクリーンで名作を週替わりで観れるっていうのは素晴らしいことだと思う。過去の名作を受け継ぐっていう意味でも、映画ファンを増やすっていう意味でも大成功を収めた企画だと思う。

近くの映画館ではやってないから、観ようと思えば都内に出るしかなくて、なかなか時間が取れなかったりする。ここ半年以上は午前十時の映画祭作品は観てなかった。
それで、久々に観たのがヒッチコック監督の『レベッカ』だったわけだ。

面白かった。
レベッカという前妻をなくした男がモンテカルロのホテルである女性と知り合い、その人を妻にしたところから物語は動き出す。
男が所有する大豪邸に住むことになった女。
しかし、レベッカ付きの家政婦だったデンヴァー夫人は彼女を認めず、ことあるごとにレベッカを持ち出す。
やがて彼女はレベッカの影に押しつぶされることになるのだが、海岸沖で船の転覆事故が起きてから、物語は大きな転換を迎える。

『桐島、部活やめるってよ』と同様、タイトルになってる人物がまったく出てこない作りになってる。
でも、『桐島~』と違ってレベッカについての説明をきちんとしてくれるから、そういう意味で見やすいんだと思う。
『桐島~』を観たからこそ思うことだけど、もっとレベッカを謎の人物にしても良かったんじゃないかと思う。最近ちょくちょく、説明をし過ぎな映画っていうものに敏感になったりしちゃうんだけど、この映画もそういう部分が少なからずある。

でも、面白かった。

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