2012年9月14日金曜日

夢売るふたり

松たか子、阿部サダヲ主演の映画、『夢売るふたり』。
観よう観ようっと思ってて、ようやく観に行けた。

期待してたほどではなかった気がする。
序盤、店が焼けるあたりを効果的に見せようとしてスローにしてるけど、それが非常に長ったらしく感じて嫌だった。ああ、こういうことをする監督なんだなって。
むやみやたらとお色気シーンを描こうとするのも共感できなかったし。『闇金ウシジマくん』の時も思ったけど、男女の間の性行為が間接的にしか作用しない作品で女性の胸を見せることに何か意味があるんだろうか。

あることがきっかけで、女性っていうのは共感するとお金を出すものだっていうことを悟って結婚詐欺を企てる妻。その妻の指示に従って、結婚詐欺を実行する夫。
屈折してると思った。屈折してることに気付いていながら、それを絶対に口に出そうとしないことに、更に屈折してると感じた。

説明が少なくて、色々なことを自分で想像するしかなくて、だから内容自体にどうこう言いたくない。
バカな人間が世の中多すぎるっていうことだけだ。
共感を持てたのは田中麗奈だけだった。それ以外の女には正直なところ興ざめした。
そういう映画だ。

松たか子と田中麗奈が映える映画だった。
タイプが違うけど、個人的には田中麗奈の方が好きかもしれない。

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