2012年7月30日月曜日

おおかみこどもの雨と雪

細田守監督の最新作。

『時をかける少女』は、映画館で観たわけではないけど、テレビで観て、自分が高校生だった頃を振り返って、そのあまりの落差に愕然とした。青春って良いなぁって思ったのを覚えてる。
『サマーウォーズ』は、映画館で観た。面白かった。希薄になってるつながりっていうものを意識した。自分自身、人とのつながりってあんまり感じたことなかったけど、それがネットだとしても、やっぱりつながりって大切なんだなぁと思った。

そんな中で、細田監督の最新作だということで期待をしつつも、『おおかみこどもの雨と雪』は、おおかみ人間っていうありきたりの設定で、あんまり興味が持てなかった。
でも、今日観に行って、感動した。
現実離れしたファンタジーチックな映画だと思ってたんだけど、非常にリアルな作品だった。オオカミ人間っていう設定こそ非現実的だけど、自分自身を受け入れて、相手を受け入れて、どう生きていくか、っていうのは、誰もが人生の色んな場面で悩むことだろうし、恋愛、出産、子育てなんかは、みんなが経験することだ。
おおかみ人間として生きていくか、普通の人間として生きていくか。悩みながらも、それぞれの道を見つけて歩んでいく雨と雪という対照的な2人は、観ていてほほえましかった。
自分のもとを離れていく子供を見送る親ってどんな気持ちなんだろうっていう、当分考えることないだろうなぁって思ってたことについて考えをめぐらしてみたり。

人生って、苦しいけど、楽しいものなんだろうなぁって思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿