2016年1月29日金曜日

パディントン

2016/1/29
TOHOシネマズ日本橋
スクリーン9 H-11 21:05

半年ぶりに映画館に行った。
せめて最低でも月1くらいは観る習慣つけないとなぁ。

この映画は、ペルーの奥地で暮らすクマが、探検家と出会うところから始まる。
その探検家にマーマレードとか、人間のこととか、色々なことを教わるクマたち。
ある日、住処が大地震に見まわれ、親族を失うクマの子供。
そこで、探検家が住むロンドンに行くことを決心する。
パディントン駅でさまようクマの子供を見かけたある一家は、彼をパディントンと名づけ、家に連れ帰ることにした。
さてさて、人間の文化を知り人間の言葉をしゃべるクマを、探検家の娘は剥製にしようと画策し・・・

面白かった。
『ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル』のオマージュらしき場面もあり、笑いそうになってしまった。我慢したけど。
個人的に受けたのは、外国語の勉強をしているという娘が、中国語の勉強をしているんだけど、「インサイダー取引で捕まったので弁護士が必要です」という例文が出てきたこと。こんな例文実際にあったらビックリだ。

何人かにはおすすめしてみても良いかなぁと思う。


近くのおばさん3人衆が、無駄にうるさいのが残念だったなぁと思う。笑いの沸点が低すぎて、誰も笑ってないところでゲラゲラ笑ってた。







あなたの「私服」、大丈夫? 男性のための洋服定期購入サービス
FKKUL
http://www.fkkul.com/

2015年7月22日水曜日

バケモノの子

2015/7/21
TOHOシネマズ日本橋
スクリーン8 I-14 21:00

前日に、チケット買ったのに家で寝てたせいで観に行けなかった作品、『バケモノの子』。
再度チケット買いなおして鑑賞。

父親が離婚して母親が死別、親戚に抵抗を感じていたレンは、熊徹に拾われてバケモノの世界でバケモノの子として育てられることになった。

最初は反発していたけれど、徐々に柔術や剣術を身につけ始める。
熊徹との間にも絆が生まれ始めた。

歳を重ね、人間の世界であれば高校生。
いつもと同じ小さな争いをきっかけに、人間界とバケモノの世界をつなぐゲートに足を運んでしまった。
好奇心から人間の世界に戻り、図書館に。
そこで1人の少女と出会い、勉強の楽しさに目覚めていく。

人間がバケモノの世界で育つことで、闇に取り込まれてしまうという逸話が流れている中、レンは、この少女のおかげで闇に取り込まれずに済んだ。

そして、同じくバケモノに育てられたある人を助けるべく、行動を起こす。


大切な描写をだいぶ端折ったけど、そんなお話。

親子の絆を描いている。
西遊記の世界観も感じたし、千と千尋の神隠しみたいな雰囲気もある。

無駄な描写はほとんどなくて、観やすくて、少しウルッときて、心が温まる。そんな映画だった。

小説家を志してから、こういう物語を作りたいなぁといつも思ってる。

微妙な小説なら書けるけど、でも、そこまでのクリエーティブな頭脳を持っていないっていうことも、嫌というほど感じてて。小説家になる夢を捨ててはないけど、適性があるかっていうと、正直微妙で。

だから、少しでも文章を書くことで何かを生み出す仕事がしたいって思って、特許事務所に入った、という部分もなくはない。

でも、やっぱりそれは、翻訳してるのと似たような感じで。すでに誰かが作り出しているものを言葉に還元するっていう仕事。面白いけど、なんとなくつまらない。自分が求めてるものとは違う。

そういう風に感じたから、今は、自分の夢はきちんと持ちながら、何かを生み出そうとしてる人たちの近くで力になりたいって思うんだ。

ストーリーとは全然関係ないけど、この映画を観ることで、自分の気持ちに整理がついた。

HERO

2015/722
TOHOシネマズ日本橋
スクリーン7 J-17 18:40

観てきた、『HERO』。
本当は昨日観る予定だったんだけど、睡魔に逆らわず家で寝てたら終わってた・・・
チケット買ってたからお金の無駄遣いしてしまった。しかも、『バケモノの子』も観る予定だったから、2作品で3,600円も。

今日はリベンジ。


っていうことで、『HERO』。
登場人物少なめだし、大使館攻めるっていう設定を除けば舞台設定も前作と比べて静かだけど、でも、それが良い味出してて良かった。

冒頭に言及すると、自宅で、『HERO』に対する期待とかなく観てたとしたら、きっと始まって1分で観るのやめてた。そのくらい、駄作の予感がする冒頭だった。

そして、始まって30分で完全にオチが見えた。あからさますぎる。
たぶん、その後の展開を予想させるっていうのは狙いだったんだと思うけど。水戸黄門がいつ印籠出すのかドキドキしながら観る、ああいった期待感を狙ってたんだと思う。

前半は笑い話の連続で、どう考えても作品の時間の都合だとしか思えなかったのが残念だ。

とはいえ、総合的には良かった。
大使館の治外法権、不逮捕特権をテーマにして、国レベルでの貿易交渉まっただ中のネストリア公国の大使館のメンバーをいかにして引っ張り出すかを描いてた。
食べ物やスポーツを通して、人として交流しようとしてるのが印象的だった。

こういうのを観ると、法律に興味持つんだよなぁ。
一時期、『HERO』の影響で検察官目指してたの思い出した。

そして、雨宮さん。
お変わりなくっていう感じ。第1期のドラマから10年以上立ってて、木村拓哉は年取ったの分かるんだけど、松たか子は全然変わらない。さすがだ。
個人的に好きな女優ランキングで1位に輝くだけのことはある。

ちなみに自分は、大使館には2回訪れたことがある。
一回は派遣のバイトで。一回はプライベートで。ひょんなことから大使館と知り合って招待してもらったんけど、本国に戻ってから連絡取らなくなった。
今思うと惜しいことしたなぁと思う。

2015年5月9日土曜日

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2015/5/5
TOHOシネマズ日劇
スクリーン2 P-20 19:55

大画面で観る映画はやっぱり格別だ。

チューリングマシンで有名なアラン・チューリング。彼が、ドイツ軍の暗号、エニグマを解読して第2次世界大戦を勝利に導いた一連の出来事を描いた作品だ。
イギリス政府は、アラン・チューリングの貢献について、50年間も隠し通してきた。彼が何をやったのか、この映画を観ることで非常に良く分かると思う。

同性愛者だったために刑に処されたことや自殺したことは知ってたけど、2013年にエリザベス女王により恩赦が与えられていたことは知らなかった。勉強になった。
数学科卒としては恥ずかしい限りだ。

なんでも、2009年には当時のブラウン首相が、第2次世界大戦後のチューリングに対する扱いに対して、正式に謝罪したとか。

作中、効果的に繰り返される言葉がある。

「想像もできないような人物が、想像もできないようなことを成し遂げる」

そのとおりだと思う。

コンピュータのパイオニアとしてだけではなく、戦争を終結させた英雄としても、チューリングが有名になったら、嬉しい限りだ。

生きていれば今年で103歳。コンピュータが欠かせないものになった世界を見て、どんなふうに感じるだろうと、そんなことを考えた。

名探偵コナン 業火の向日葵(ひまわり)

2015/5/4
TOHOシネマズ新宿
スクリーン5 H-14 21:35

最近オープンしたばかりのTOHOシネマズ新宿。
土地柄なのか、オープンから1ヶ月も経ってないのに、すでにトイレが多少汚かった。
トイレだから仕方がない・・・とも思えるけれど、オープンから日が経ってないのに、少しなぁ・・・

あの映画館は、誘われたり、時間的な制約以外の理由ではもう行かないかもしれない。

ということで、本題。

今年のコナンは、過激な怪盗キッドが登場。

鈴木相談役が、オークションで、幻の、7枚目のゴッホの向日葵を3億ドルという高値で落札するところからストーリーは始まる。

日本に憧れた向日葵展を開催すると鈴木次郎吉が宣言すると、それを邪魔するかのようにキッドが登場。さらに、工藤新一も?
向日葵を運搬中の飛行機を墜落させようとしたりして、今回のキッドは一味違う。今までは決して人命を狙ったりなどしなかったのに、今回はどうした?

という疑いを、中森警部もコナンも抱き始める。

そんな中、損保ジャパン日本興亜美術館では、向日葵の前で毎日佇むお婆さんが登場。
キーパーソンなんだろうけど、一体何者?
と、映画を観ている人々は思うはず。

そして、キッドは、とうとう火炎発火装置付きのプレゼントまで仕掛けてくる。

開催が危ぶまれる日本に憧れた向日葵展だが、鈴木次郎吉が事件をもみ消したために、予定通り開催される運びに・・・

展覧会会場で、いよいよ・・・


と、そんなこんなで、キッドのキャラクターが色濃く反映された作品に仕上がってた。
原作は、無駄な部分がたくさんありすぎて、冗長だけど、映画単体で見ると、コナンは非常に面白い作品だと思う。
今回はキッドの手下(相棒?)、じいちゃんも登場している。
楽しい映画だった。

2015年2月4日水曜日

ドラフト・デイ

2015/2/3
TOHOシネマズ六本木
スクリーン4 G-7 21:15

NFL(アメリカン・フットボールのプロリーグ)のドラフト会議を、開始12時間前から描写した映画。

本編が始まる前に、おそらくアメフト(のドラフト会議)に馴染みがない多くの日本人のために、ドラフト会議についての説明があった。

基本的に、成績に応じて各チームのドラフト指名順位が決定するらしい。Wikipediaによれば、各チーム指名をしていって、7巡目まで指名するらしい。
ただ、指名順位をトレードすることも可能らしくて、人気が高い候補選手を是が非でも獲得したいっていう場合には、指名順位のトレードを行ったりもする。
例えば、1番目に指名する権利を持っているチームを相手に、自分のチームの1巡目の指名と、来年の1巡目の指名との両方を引き換えに、1番目に指名する権利を手に入れる交渉をしたり、ということができる。
そして、指名する順番になったら、10分間の制限時間が設けられて、その10分間の内に指名をしなければいけないらしい。

というわけで、駆け引きのゲームだ。

プロ野球のドラフト会議と比べると、トレードの権利と、制限時間があるっていうところが特殊なところなのかなぁと思う。プロ野球ドラフト会議について詳しいわけではないけれど。

毎年、全米に生中継されて、高視聴率を獲得するらしい。
アメリカにおけるアメフトが、どれだけメジャーなものなのか、ということが、こういう映画が作られることを考えただけでも良く分かる。
アメフト自体は『アイシールド21』っていう漫画を読んで、精神まで含めてそこそこ知っているつもりだけど、ドラフト会議については全然しらなかったから、勉強になった。

この映画は、指名順位7位のチームのジェネラルマネージャーの1日を描いた映画だ。
この映画から私自身が得るべき教訓は、直感の大切さと、時間の使い方、それから交渉術だ。
自分の手札が何なのか、相手がどういう手札を持っていて、何を求めているのか、それをきちんと理解することが交渉において大切なことだ、ということが分かった。

ジョーカー・ゲーム

2015/2/3(火)
TOHOシネマズ六本木
スクリーン3 H-12 19:00

柳広司原作の『ジョーカー・ゲーム』。
原作未読なんだけど、映画自体の出来としては、まぁ、まずまずっていう感じだと思う。
悪い意味で予想を裏切らない完成度だった。
もっと、思い切った展開があれば良かったなぁと思うし、カメラワークが親切すぎて、展開が読みやすかった。
もっと不親切な作品で良いと思う。

CMで、絶対ダマされるとか言ってる人がいるけれど、そんなことはない。普通に観てたら普通に何が起こってるのかは分かる。

内容は、
通称ブラックノートと呼ばれる殺人兵器の設計図を求めて、スパイが暗躍する、
という単純な話。
事細かく説明が必要なほど複雑な話でもない。

個人的に一番驚いたのは、深田恭子がものすごく魅力的に描かれてるっていうこと(個人的には)。
今まで、深田恭子の良さって全然分からなかったけど、今回初めて、セクシーだと思った。
深田恭子の魅力再発見っていう意味で、観てよかったと思う。